ホンダS2000

2009年6月末をもって生産を終了すると発表されたS2000。
10年間で熟成された最終モデルは、他メーカーにはない独特の魅力があります。

リアルスポーツの追求、それは常に環境や安全への想いとともにある。
スポーツカーと社会との関わりを重視しながら開発されたS2000。
そこには、Honda固有の先進的テクノロジーに裏づけられた
安全思想や環境哲学がクルマ全体を通して貫かれている。
走る」「曲がる」「止まる」を徹底して追求したスポーツカーは、そもそも優れたアクティブセーフティ性能、
すなわち事故を未然に防ぐための安全性能を備えているが、S2000ではさらにさまざまな角度から、安全性を追求している。夜間や雨天での走行時に優れた視界を確保する、プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト<HID>に加え、ストップランプ、テールランプはともにLEDタイプを採用、後続車からの視認性を高めている。また、急制動時に車輪ロックを防ぐ
EBD付ABS(Anti-lock Brake System(4輪アンチロックブレーキシステム))
や、挙動の乱れに対して車両を安定化させるVSAを標準装備としている。
万一の際に人を守るパッシブセーフティ。その骨格となるのが「全方位衝突安全設計ボディ」。
ハイXボーンフレームと蛇腹状につぶれるストレートサイドメンバー、衝撃を効率よく分散させる三つ又分散構造、座席後方のロールバーなど、多彩な工夫により衝突時のキャビン変形を最小限に抑え、乗員の生存空間を確保。さらに、衝撃吸収ボンネットヒンジや衝撃吸収ワイパーピボットを採用した
「歩行者傷害軽減ボディ」により、オープンボディでありながら、高い安全性能を実現している。

トップをいっぱいに開け放ち、走り出す。光のぬくもりを感じ、風のささやきを聴く。
オープンエアモータリングを存分に楽しむリアルスポーツ。
そんな豊かさをフルに堪能して頂くために。ムダなく研ぎ澄まされたS2000のコクピット。
一年中オープンドライブを楽しむことをふまえて設計されたその空間は、
ドライバーを解き放ち、運転する存在としての自分自身へ、その心を向かわせる。

2009年5月30日 5:04 PM autofile
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