二日酔いの予防と対策


忘年会やお正月、新年会など、
冬場は飲酒の機会が増える時期。
お酒を飲み過ぎると、頭痛や吐き気、
胸のむかつきなどの症状を伴う、
いわゆる二日酔いになり、
翌日の仕事に差し障るなんてことも。
そこで、今日は、二日酔いの予防や対処法をご紹介します。
なぜ二日酔いになるの?

二日酔いの原因には諸説あり、
まだこれというものが特定されていません。
以前は、お酒の飲みすぎで肝臓がアルコールを代謝しきれず、
その途中段階で発生するアセトアルデヒドという
毒性の高い物質が血液中に残ることで起こると言われてきましたが、
最近では脱水症状や低血糖、ビタミン不足など、
様々な原因が関係すると考えられています。
予防【1】
空腹を避ける
空腹状態でお酒を飲むと、アルコールが急激に体内へ吸収され、
二日酔いになりやすいと言われます。
それを防ぐには、飲む前に食べることが大切。
おすすめは、ドレッシング(ノンオイルを除く)をかけた
サラダやナッツ類など、
アルコールの吸収を緩やかにする脂肪分を摂ること。
また、肝臓の動きを助けるビタミンCたっぷりの大根おろしや
タウリンを含む魚介類を食べるのも◎。
他に胃の粘膜を保護する動きがある梅干しも
アルコールの吸収を抑制する効果があるとされています。
予防【2】
お酒と一緒に水やお茶を飲む
お酒を飲む際、同量の水やお茶を一緒に飲むと、
体内のアルコール濃度が抑えられ、
二日酔いになりにくいと言われています。
なかでも緑茶は、カテキンにアルコールの吸収を
阻害する効果があるとされるので、もってこい。
また、アルコール度数の高いお酒は、水割り・お茶割がベター。
炭酸飲料はアルコールの吸収を早めるので
ソーダ割りは控えめに。
予防【3】
二日酔いしにくいお酒を選ぶ
日本酒、ビール、ワイン(赤白)などの醸造酒は、
数種類のアルコールが含まれているため、
肝臓での分解に時間がかかり、
二日酔いになりやすいとされています。
一方、焼酎、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジンなどの
蒸留酒は、1種類のアルコールでできているため、
肝臓での分解が早いうえ、水などで割って飲むことが多いので、
二日酔いしにくいと言われます。
当然、どちらも飲み過ぎれば二日酔いになりますが、
お酒を選ぶときのヒントにしてみてください。
対策
二日酔いになったら、まず水分補給
二日酔いにのときに起こる頭痛、だるさ、吐き気、
食欲不振の原因のひとつは、脱水症状によるもの。
深酒した翌朝は、スポーツドリンクや味噌汁を飲むなどして、
水分とナトリウムやカリウムなど、
失われた栄養素をしっかり補給しましょう。
また、飲酒した夜は就寝前に、たっぷりと水分補給をし、
脱水症状を招かないようにすることも重要です。

2014年12月13日 11:36 AM autofile
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