あけおめ、ことよろ！2009年最後のCMにして、2010年最初のCMが完成しました。今回は、ダイハツの新春フェア「大初夢フェア」について、かくかくしかじか。寅年らしさ、お正月らしさいっぱいのカクカク・シカジカをお楽しみください。
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今回は新年最初のCMということもあり、いつもと手法をかえて、企画制作の裏側をちょっとご紹介してみます。カクカクシカジカのシリーズは、主に3人で企画作業を進めています。会議室で、時にはメールで、ああでもないこうでもないと、話はアマゾン川のように蛇行を繰り返し、流れついたのが「寅さん」です。ほかにもたくさんの企画があがりましたが、「お正月感」と「フェアならではのにぎやかさ」を兼ね備えたこの企画でいくことが決まりました。苗字もクルマだしいいじゃん、いいじゃん、めでたし、めでたし。とならないのが今回。次に版権元への許諾申請が必要です。
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「男はつらいよ」は、国民的映画ですので、実は、許諾がおりるかどうか不安でした。でも、版権元の松竹（株）さん、山田洋次監督ともに快諾をいただき、ファンファーレと呼ばれる冒頭の音楽も、記念すべきシリーズ1作目のオリジナル音源を使わせていただけました。その心意気に、制作陣一同はいつも以上に気合をいれこのCMを完成させました。
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声を担当していただいた生瀬勝久さんには、今回2方向の声色にトライしてもらいました。いつもの評論家口調と、寅さん口調です。検証してみると、やはり寅さん口調のほうが素敵に聞こえます。生瀬さんご自身も「男はつらいよ」ファンであるらしく、こちらがオーダーした寅さん口調が妙に板についていたのは、生瀬さん本人の愛情も入っていたからなのでしょうか。
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寅さんにふんするカクカク・シカジカ。いろいろな方の協力で、まさに夢のような「大初夢フェア」のCMになりました。いつもはクールな彼ですが、今回は寅さんのような温かさや人情深さを感じる気がします。うーん、寅さんってすごい。お正月、外は寒いでしょうが、温かい気持ちでダイハツのお店へ遊びに来てもらえたら幸いです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　制作メモより★